【Make電子工作】電圧と電流 Part2
前回
先輩「よし、図を描いたから見てくれ」
ろーくん「あっ!こんな感じのを中学でもやった気がします!」
先輩「そうだな、やったかもしれないが復習の意味も込めてやっていくぞ」
ろーくん「ほとんど忘れているのでお願いします…」
先輩「電池の両端に電球をつなぐとどうなると思う?」
ろーくん「電流が流れて電球が光りますよね」
先輩「うん、じゃあなんで電流が流れるのかな?」
ろーくん「え!?そ、それは…えーと」
先輩「ここで、ついさっき水で例えた話がでてくるんだ」
ろーくん「水位差…ですか?」
先輩「その通り。電池には+とーの端子があるね、この両端には水位差に相当する電位差というものがあるんだ。そして+端子はー端子に比べて電位が高い」
ろーくん「なるほど!電位の高い+からーに向かって電流が流れるんですね!」
先輩「そうだ、つまり電位差のある二点間に電球をつなぐと、電圧(水の例でいうところの水圧)がかかって電流が流れるんだ」
ろーくん「電位差=電圧ですか?」
先輩「うん、その理解で問題ない」
ろーくん「やった!これで電気の流れる仕組みもわかったわけですね」
先輩「そうだな、あともう一つ昔聞いた面白い例え話をしよう」
ろーくん「あっ、なんです?」
先輩「街中には電線が張り巡らされているよね。そして電線にはよく鳥がとまっている…。なぜ、鳥は感電、つまり電気が流れないかわかるかい?ちなみにこの例え話では絶縁被膜のことはなしで考える」
ろーくん「あ!確かに。電線には電気が流れているはずなのに…」
先輩「それはね、電位の差がないからなんだ。電位差つまり電圧がかからなければ電気は流れない」
ろーくん「うーん、なるほど…(わかってない)」
先輩「理解が薄いようだから、もう一枚図を描いてみよう。ちょっとありえない絵を描くが気にしないでくれ」
ろーくん「おお!?鳥の足が片方だけめちゃくちゃ長いですよ」
先輩「ハハハ、説明するためにあえて描いたのさ。さて、鳥の片足は電線に、もう片方は地面についている。この場合、鳥は感電してしまうんだ」
ろーくん「うーん、足が片方地面についてしまうだけで電流が流れてしまうんですか」
先輩「今の図に少し描き足してみるか」
先輩「電線と地面との間には電位差があるんだ。それらをつなぐと電流が流れる」
ろーくん「なるほど(ただの相槌)」
先輩「今回は鳥が電線と地面をつなぐ通路役になっているため感電する」
ろーくん「なるほど!そういえば水の話でも水位差のあるもの同士をパイプでつなぐことで水が流れると言っていましたね」
先輩「その通りだ。よし電圧と電流の話はこの辺で切り上げよう」
ろーくん「はい!ありがとうございました!(ちゃんとノートにメモしておかないとっ)」
先輩「次は起電力やろうかな」
おわり