【Make電子工作】直列回路と並列回路 Part3
前回
先輩「では次に並列回路をみていこう。抵抗を並列につなぐぞ」
ろーくん「今度は直列のときと違って枝分かれしていますね」
先輩「そうだ。そして直列と並列だと電圧のかかり方や電流の流れ方も違ってくるんだ」
ろーくん「む…難しそう」
先輩「ゆっくりやっていこう。まず電圧のかかり方についてみていくぞ」
ろーくん「はい、お願いします」
先輩「直列のときは各抵抗にかかる電圧は、その抵抗値によって変化する…というのは覚えているか?」
ろーくん「はい、ついさっきやりましたし」
先輩「並列につないだときは、その抵抗値の大小に関わらず、かかる電圧はみな等しくなるんだ」
ろーくん「1Ωと100Ωにしてもですか?」
先輩「そうだ。なぜそうなるかは図で説明していこう」
先輩「二つの抵抗の両端に注目すると、二つともスタートとゴールの電位の高さが一緒なんだ」
ろーくん「ほぅ…(わかってない)」
先輩「違う言い方もしてみるか。社会一般での教え方と違うから注意な」
ろーくん「はい」
先輩「抵抗の+側端子(a点)の電位を5とする。そしてー側端子(b点)の電位を0とする」
ろーくん「a点とb点の電位の高さが違いますね」
先輩「そう、つまりa点とb点の電位差は5ということだ」
ろーくん「なるほど!二つの通路の電位差は同じなんですね」
先輩「そうだ。仮にR2の抵抗を外しても…」
先輩「電位差は5のままだ」
ろーくん「うんうん」
先輩「くどいようだが、外したR2を戻しても…」
先輩「aとb間の電位差は5だ。変わるのは通路の数だけだ」
ろーくん「なるほど…」
先輩「もしもっと多くの抵抗器を並列に繋いだとしても、全ての抵抗器に等しい電圧がかかる」
ろーくん「ふむふむ、なんとなくわかりました!」
先輩「よし、じゃあ電圧についての話はここで終わって、次に電流について見ていくことにしよう」
ろーくん「はい!」
Part4へ続く…