【Make電子工作】直列回路と並列回路 Part1
ろーくん「おはようございます先輩!」
先輩「おはよう、今日は何やるんだったかな」
ろーくん「今日は直列回路と並列回路ですよ!」
先輩「あぁ、そうだったな。じゃあ直列回路について触りの部分をやっていこう」
ろーくん「触りだけですか?」
先輩「うん。この後オームの法則をやって、それからもっと詳しくやろうと思っていてね」
ろーくん「そのほうがわかりやすいってことですか?」
先輩「多分な。それじゃあ抵抗を直列につないだものを見てみよう」
ろーくん「記号の横にVとかRって書いてあるのは…」
先輩「Vは電源電圧(Volt)、R1は一つ目の抵抗器(Resistor)、R2は二つ目の抵抗器を指している」
ろーくん「なるほど、R1とR2が一本につながっていますね」
先輩「そうだ、複数の抵抗器、部品などを一本につなげた回路を直列回路という」
ろーくん「ふむふむ」
先輩「二つの抵抗R1とR2を一本につなげたということは、電源から流れてくる電流は抵抗R1を通って次に抵抗R2を通り電源に戻る」
ろーくん「なるほど、確かに通路が一本しかなければ電流はそこを通るしかありませんね」
先輩「そうだ、つまり直列につながれた各抵抗に流れる電流の値は同じと言える」
ろーくん「これ枝分かれした回路になるとまた話が変わるんですか?」
先輩「もちろん変わるさ。ただそれは並列回路の話になるから後でな」
ろーくん「わかりました!」
先輩「さて、ここでポイントになるのが抵抗R1とR2の抵抗値が同じであろうとなかろうと、各抵抗に流れる電流は同じということだ。全体で流れる電流は変わるけどな」
ろーくん「え…どういうことですか?」
先輩「例えばR1とR2の抵抗が同じ1Ω(オーム:抵抗値の単位)で、1Aの電流が流れているとしよう」
ろーくん「1Aの電流は抵抗R1を通って次に抵抗R2を通りますね」
先輩「うん。では次にR1をそのままの1Ω、R2を3Ωにした場合に、0.5Aの電流が流れているとしてみよう」
ろーくん「二つの抵抗値をばらばらにしたんですね」
先輩「そして回路全体に流れる電流も変えておいた、なぜ電流が減ったかについては今度オームの法則をやるときに教えよう」
ろーくん「はい!楽しみにしてます!」
先輩「さて抵抗値を変えて電流値も変わったね。でも電流の流れは変わってない」
ろーくん「そうですね、相変わらず通路は一本です」
先輩「電源から流れてくる電流は、抵抗R1を通ったあと抵抗R2を通り、電源へ戻る」
ろーくん「なるほど!抵抗値をいくら変えても各抵抗に流れる電流の量は同じってことですね!」
先輩「その通りだ。あともう一つポイントがある」
ろーくん「二つ目のポイントですね。それはなんですか?」
Part2へ続く…