【Make電子工作】直列回路と並列回路 Part2
前回
(直列回路二つ目のポイントの続きから)
先輩「直列につないだ各抵抗にかかる電圧の和は電源の電圧と等しくなる、ということだ」
ろーくん「う、うーん?つまりどういうことですか?」
先輩「そうだなぁ、2つのシンプルな回路で見比べてみよう」
ろーくん「これは抵抗が一個だけですね」
先輩「この回路は一つの抵抗に電源の電圧と等しい電圧がかかっている」
ろーくん「はい」
先輩「もう一つの回路を見せよう」
ろーくん「おっ、こっちは抵抗が二個ですね」
先輩「こちらの回路は抵抗が二つ直列につながっている。この場合抵抗全体(合成抵抗)にかかる電圧は電源と同じ電圧がかかっている(2+3=5V)」
ろーくん「抵抗が増えてもかかる電圧の総量は変わらないってことですね」
先輩「各抵抗それぞれにかかる電圧についてだが、簡単に言えば抵抗値の比によって決まる。今回はわかりやすくするために2:3にした。抵抗値の比が2:3だから電圧も2:3でかかる」
ろーくん「ほぉ…じゃあR1を1Ω、R2を4Ωにすれば電圧も1Vと4Vに分かれるんですね?」
先輩「その通り!今みたいなシンプルな回路ならオームの法則を知らなくても比で計算できる」
ろーくん「へぇ、なるほど!」
先輩「そろそろ直列回路のまとめをして、並列の話に移ろう。
直列回路
- 複数の抵抗を直列につないだ場合、各抵抗に流れる電流の値は等しい
- 直列につないだ各抵抗にかかる電圧の和は電源の電圧と等しい
R1とR2に流れる電流は同じ
R1にかかる電圧V1とR2にかかる電圧V2を足すと(V1 + V2 = V)電源電圧Vと等しくなる
ろーくん「メモメモ…」
先輩「少し休憩して並列回路をやろう」
ろーくん「はい!」
ろーくん「ところで先輩…多分僕の理解は50%にもいってないかもしれないんですが、大丈夫でしょうか…」
先輩「大丈夫だ。一回やっただけで100%理解できるなんて思ってはいない
今後話を進めていく中で嫌というくらい復習しながらやっていこう」
ろーくん「ありがとうございます!」
Part3へ続く…