Onshape 複数部品のモデリングの流れ
Onshapeで複数の部品をレイアウト通りに一気に設計・モデリングしていく(トップダウン設計)の方法
既存の部品に合わせて新しく部品を設計して、さらにアセンブリで動きをシミュレートしてみたい!
という方向けに書きます
まずSolidworksとの比較をしてみます
Solidworksのアセンブリでは
- 既存の部品だけを集めて組み合わせる
- 既存の部品を用意し、さらに新規の部品を作成する
- まっさらな状態で新規の部品を複数作成していく
といったことができます
Onshapeのアセンブリでは
- 既存の部品を集めて組み合わせる
のみです(2015/06/24時点)
では冒頭でも言った、
既存の部品に合わせて新しく部品を設計して、さらにアセンブリで動きをシミュレートする方法
一つの事例をもって説明します
『四節リンク脚の設計』
まず他のドキュメントからサーボモータのデータをコピーしてきます
やり方は以下の記事参照
Onshape 複数のドキュメント間の部品移動 - いそっぷ3DCAD塾
そしてPart Studioでモデリングしていきます
サーボモータに合わせたスケッチを描きます
描いたスケッチを押し出しますが、ここで注意が必要です
通常、押し出すモデルが既存のモデルと公差している場合は自動的にAdd(和演算)になりますが、
今回は新規の別部品として作成したいのでNew(新規)を選択しておきます
少し間を飛ばしますが、さらに別の部品をモデリングしていきます。
もちろん押し出す際はNewになっていることを確認して押し出します
さてPart Studioでここまで作り上げました
ここでAssemblyタブに移動(もしくは作成)してアセンブリしていきます
挿入する部品を選択します
ここでは青矢印のところをクリックします
単純にこれらの部品をもってきただけでは合致条件を全く付加していないため、動きをシミュレートできません
ここで各部品に対しFastened mateやRevolute mateなどの合致条件を与えます
各部品に合致条件をあたえた状態です
これで動きをシミュレートすることができます
おわり