【Make電子工作】負荷
先輩「よし、負荷について勉強しようか。電気・電子回路では重要な要素になってくるぞ」
ろーくん「はい!負荷って言葉はなんかこう…ネガティブな感じがしますね」
先輩「そうだな、確かに電気の消費につながるからネガティブといえばネガティブかもしれないな」
ろーくん「電気の消費ですか?」
先輩「うん、負荷というのは電気エネルギー、つまり電気を消費する。そのかわり何らかの働きをしてくれたりする」
ろーくん「ほぉ」
先輩「例えば電球」
ろーくん「この間見た回路ですね!」
先輩「電球を電池とつなぐと光るね。そして次第に電池は消耗して消える。つまり電球は電池の持っている電気エネルギーを消費して光るんだ」
ろーくん「なるほどー!」
先輩「もう一つ図を描いてみようかな。次は負荷になるものを電球からモータに変えてみよう」
ろーくん「おっ、ついに動くものが登場した!」
先輩「モータの場合も電球と同じように電気を消費して軸を回している」
ろーくん「なるほど…電球もモータも同じ負荷なんですね」
先輩「今上げた2つの例は結果・動きが目に見えてわかりやすいかもな」
ろーくん「ですね!」
先輩「あぁそうだ、もう一つ負荷の例をあげよう。今度は結果を目で見て感じることはできない」
ろーくん「このヒョウタンみたいな形のものが抵抗器というやつですか?」
先輩「そうだ。これは電気・電子回路をやっていく上でいつもお世話になるといっても過言ではない」
ろーくん「な、なるほど…覚えなくては…」
先輩「電池に抵抗器をつなぐと抵抗値に応じた電流が流れる…が、私たちの目には結果が見えづらい」
ろーくん「光ったりとかしないんですか?」
先輩「あぁ、まあ触ると少し熱を感じるかな」
ろーくん「えー、それだけですか」
先輩「実際にどんな状況なのかを知りたい場合はテスターという機器を使う必要があるが、それは今度にしよう」
ろーくん「ふーん、電池やモータは電気を消費して光ったりしてましたが、抵抗器というのは特別なにか働きがあるんですか?」
先輩「もちろんだ。抵抗器は回路に流れる電流の量を制限したり、電圧を変えたり…と大変重要な役割を持っている」
ろーくん「なんか難しそうですね…」
先輩「うん、難しい。初心者の電子工作で一番最初に壁と感じる存在だと思う。私も理解して使えるようになるのに時間がかかった」
ろーくん「うへぇ、僕に理解できるんでしょうか」
先輩「徐々に慣れていけばいい。簡単な回路設計から勉強していくんだ」
ろーくん「そうですね、がんばります!」
先輩「それと歩行ロボットをつくるときにはそんなに抵抗器の出番はないかな」
ろーくん「あ!そうなんですね!ちょっと安心しました」
先輩「今回はこのへんで終わろうか、話をまとめると
負荷とは電源から流れてくる電気エネルギーを消費して何らかの働きをするもののこと
といったところだな」
ろーくん「はい!ありがとうございました!」
先輩「次は電気回路やろうかな、図を用意しておかないと…」
おわり