いそぷろのブログ

おもしろいことを考えていきたい

Rhinoceros ブーリアン後のエッジ修正について

 私が普段使用しているRhinoceros(ライノセラス)という3DCADソフトの

小ネタ・Tipsを書かせていただきます。

 

 今回は複数のオブジェクトをブーリアン演算した際に発生してしまう

エッジの修正方法をひとつご紹介します。

 

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 上の画像は左側が、2つのオブジェクトを和演算した結果

右側が、エッジを修正したものになります。

 

 Rhinocerosのブーリアン演算ではオブジェクトの交差している箇所に

どうしてもエッジができてしまいます。

そこで私がとっている手順は以下の流れになります。(非効率かもしれませんが)

 

方法

①まず、2つのオブジェクトを和演算します。

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②演算結果のオブジェクトを見ると、赤線でなぞった箇所にエッジができています。

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③オブジェクトを分解します。そして手前の面を削除します。

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④”サーフェス(平面曲線から)”を選択し、エッジを4か所選択してサーフェスをつくります。(黄色い線で囲われてますね)

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⑤一枚の綺麗なサーフェスを作成できました。赤線で囲っている部分です。

この今までの操作を他の面でも地道にやっていきます。

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⑥すべての面のサーフェスを作り直すと下の画像のように、綺麗な面構成のオブジェクトがつくれます。

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補足

 Rhinocerosで設計していく上では、最初から変なエッジがでないように

モデリングしていくことが大事になってきます。

 私はロボットの設計をしている際は、早々と和演算はせずグループ化で

様子をみて、大丈夫そうだと判断したら和演算するようにしています。

 

 最後に、エッジの修正について

私はいつもこの方法でやっていますが、他に良い方法などがありましたら

コメント等でお教えいただけると助かります。